消えたリトラクタブルヘッドライト！規制が生んだ伝説のデザイン　#リトラクタブル #トヨタ #日産

リトラクタブルヘッドライトは
「見た目がカッコイイから採用したんでしょ？」
なんて言われがちですが、
実はアメリカの法規制が生んだ苦肉の策なのです。

当時はヘッドライトに直径7インチの規格品しか使えないうえ、
取り付け位置にも高さ制限があったため、
デザイン自由度がガチで制限されまくりでした。
そこでデザイナーたちが編み出した裏ワザこそ、
車体内にライトを隠し、
必要なときだけポップアップさせる方式です。

しかし時代が進むにつれ、
歩行者保護などの安全基準が強化され、
ボンネット上から飛び出す形状が問題視されるようになりました。

その結果、2004年のシボレコルベットを最後に
リトラクタブルヘッドライトは消滅。
ひとつの時代が幕を下ろしたわけですが、
往年の車好きにはたまらなくロマンを感じさせる存在だったと言えるでしょう。