【感想】
Nikon D100は2002年に発売されたデジタル一眼レフカメラです。「卓越した機動力、表現力へのこだわりを凝縮した小型・軽量ボディ」との謳い文句で登場しました。当時はフィルム一眼レフカメラからデジタル一眼レフカメラへと移行する過渡期、Nikonが満を持して開発・発売したカメラと言えます。
有効画素数は610万画素、APS-CサイズのCCDセンサー(ソニー製)ですが、ミラーはフルサイズ用というちょっと不思議な仕様です。
Nikon D100には今で言うところのピクチャーコントロール、それ以前で言うところの仕上がり設定がまだ搭載されておらず、より好みの写真にするにはRAWデータでレタッチするしかありません。ただしこの時代にはRAW+JPEGの同時保存ができなかったため、どちらかを選ばなければなりませんでした。
より好みに近づけるためのRAWか、お手軽サクサクのJPEGか、そこまで拘りがない私はJPEG一択でした。ところがですね、仕上がり設定こそないものの純粋にそのままの設定で写し出される画はまったくもって素敵なものでした。したがって「全然このままでいいや」ってのが率直な意見です。
ただしこればかりは好みの問題が大きいと思いますし、それくらい突き詰めて考えられる方はむしろRAWでしっかりと撮影したほうが良いでしょうし、そもそもこのカメラを使う必要もないでしょう。それ以外の方は当時のNikonが写し出す時代感のある描写に酔いしれる、そんな時を過ごすのも良さそうです。
なお余談ですが、Nikon D100はハードオフ等の中古店で探したほうががおそらく安いです。
【撮影機材】
‣ Nikon D100
‣ Ai AF NIKKOR 35mm f/2D
‣ OSMO ACTION
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