パリ生まれの米国美術家、ルイーズ・ブルジョワ(1911〜2010年)の日本では27年ぶりとなる大規模個展を、2025年1月@六本木・森美術館にて観賞して参りました。ブルジョワはヒステリーの母を看病しつつ、その傍らで父は家族に対して支配的に振る舞い、幼い兄弟のために雇われた若い女家庭教師と不貞行為を繰り返す。自殺を図ったブルジョワがトラウマとして抱き続けた、敵意、不安、罪悪感はどのように作品に投影され昇華されたのか。私にとって印象的だったホログラム作品をご覧いただきながら語ります。
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